インプラント
インプラントとは
インプラントとは、何らかの理由で歯が無くなった顎の骨に人工の歯根(インプラント)を埋め込み、新しい土台を作りその上に人工の歯(差し歯)を被せるという、新しい歯科治療方法です。
インプラントは、違和感も少なくしっかり噛め、またブリッジなどのように、まわりの歯を削らずにすみ、まわりの歯に負担をかけることもありません。
それどころかインプラントが力をうけることで、まわりの歯の負担を減らし、長持ちさせ、現在考えられる望ましい治療方法と言われています。
この様な方に…
- 入れ歯だと違和感がある、話や食事がしづらい。
- 無くなってしまった歯の両脇の歯を削るのはいやだ。
- 初め小さな義歯がいつの間にか大きな義歯になってしまった。
当院では、難症例と言われている症例を多数手がけております。過去に骨の厚みや高さが足りないなどの理由でお断りされた場合でも、埋入可能な場合がありますので1度ご相談ください。
当院では数あるインプラントの中で、米国Zimmer社製スプラインインプラントを使用しております。普通インプラントはチタンでできていますが、このインプラントは、チタンにアパタイトがコーティングされております。アパタイトは、歯や骨を形成する物質なので、体に対し親和性が高く、骨との結合が、チタンより優れており、高価ですが大変優れたインプラントといえます。
正式な手術内容や費用などは検査診断を行った後に決定されます。また被せ物は5年間、インプラント体は10年間の無料保証いたします(3~6ヶ月ごとの定期検診に来院された場合)。
従来の治療とインプラント
従来の治療
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歯が1本抜けた場合
周りの健康な歯を削って ブリッジにします。
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歯が数本抜けた場合
入れ歯を固定するための 針金が、見た目にも機能的にも不快です。
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歯が全部抜けた場合
入れ歯がズレたり、食べ物が内側に入って痛かったりします。
インプラント
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歯が1本抜けた場合
健康な歯をまったく削ることなく、歯のない部分にインプラントを入れます。
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歯が数本抜けた場合
針金付きの入れ歯ではなく、歯の無い部分に適切な数のインプラントを入れ、固定式の人工歯を取り付けます。
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歯が全部抜けた場合
数本のインプラントを入れて、入れ歯の固定源となる維持装置を取り付けます。
ジェイズ歯科インプラントの流れ
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1相談(カウンセリング)・検査・診察・治療計画・治療費立案
治療に関してのカウンセリングをいたします。あなたの理想をお聞かせください。
そしてインプラントについてじっくり相談しましょう。必要に応じて写真撮影、エックス線撮影、CT撮影、口腔内模型を採ります。あなたのお口の状態を確認し、今後の治療内容や治療の提案などを、お話させていただきます。複数の治療方針から、あなたの望む治療方針を一緒に考えていきましょう。
全てにご納得された上で契約書にサインいただき、初めて治療に移行いたします。 -
2口腔内のお掃除(1次手術の1週間以内に)
雑菌の多い口腔内では手術の成功率が下がってしまいます。
歯石やプラークを積極的に除去し、又薬剤により除菌を行う場合もあります。 -
31次手術(インプラント埋入手術)
一次手術(インプラント埋入手術)
1)1次手術当日に、まず15分ほど掛けて最後のお掃除をします。
2)手術中痛みがないようにしっかりと麻酔をし、術前投薬をします。
3)椅子を移動して手術に入ります。
歯肉を切開し骨を露出させますが、この段階で、骨の状態によりやむを得ず予定の本数や 場所にインプラントを埋入できない場合があります。骨が十分ある場合1本で約15分、 2本で約20~30分かかります。埋入が終わりましたら、縫合して終了です。
4)エックス線撮影にて埋入部位の確認を行い手術内容の説明を行います。
5)受付にてお薬と、うがい薬を受け取り、術後の注意をお聞きください。
入院の必要はなく、翌日から普通に生活していただけます。術後の痛みは、簡単な手術ですと、ほとんどないケースが大半です。痛む場合は処方された鎮痛剤で痛みは緩和されます。
かなりの大規模なインプラントの場合でも、腫れはしますが、夜も眠れないほど痛むことはまずありません。また、腫れにくい方法についてもお伝えしますのでご安心ください。注意事項
* 前日は体調を整え、お食事、ご入浴を済ませ早めにお休みください。なるべくお酒、嗜好品を慎み口腔内を清潔に保ってさい。
* 手術中は、麻酔が効いてますので殆ど痛みはありません。
* 手術後は、薬を飲んでいただくため、重たい感じや違和感がありますが、痛みで眠れないようなことはありません。
* 特に上顎の場合は腫れやすく、皮下出血(青アザ)になりやすいですが、1~2週間でほとんどわからなくなります。当日は
しっかり冷やしてください。
* 麻酔が切れたのに痺れがある場合は、すぐにご連絡ください。(手術内容によっては暫く麻痺が残る場合があります)
* 一度に多数の埋入を行う場合(上・下顎全部など)、約3週間は義歯も入れられないので、食事は流動食にしてください。
* 何かありましたら、休日・深夜に関わらず、ジェイズ歯科にお電話さい。転送電話になっており対応する事ができます。 -
41次手術より1週間後に消毒・抜糸
1次手術より1週間後に消毒・抜糸をします。(3日後、2週間後に消毒の場合もあります)
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52次手術(型取りの準備)(少し麻酔をします)
上顎:1次手術から約4ヶ月後(増骨手術時は6~10ヶ月後)
下顎:1次手術から約3ヶ月後に骨と結合します。
骨とインプラントが結合したら、土台を立てます。 -
6 2次手術より1週間後に消毒・抜糸
2次手術より1週間後に消毒・抜糸をします。
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7 型どり(2~3回かかる場合有り)(少し麻酔をします)
2次手術より約1ヶ月後に歯形を採ります。
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8 上部構造装着 (少し麻酔をします)
採った歯形から作った人工の歯を、インプラントに取り付けます。
その後のチェックは、1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後を予定しております。
※このスケジュールは、少数歯埋入を想定しています。 -
9 メンテナンス
人工歯を取り付けて、治療が終了ではありません。
実は、ここからがスタートなのです。
インプラントをこれから長く良い状態で使っていただくためには、メンテナンスが欠かせません。お口の中の衛生状態を一定の水準に保つ事でインプラントの長期的安定を目指します。
メンテナンスの内容
* インプラント周囲の歯肉炎チェックと予防(お掃除)
* かみ合わせのチェック
* 天然歯の歯周病のチェック
* 上部構造(人工歯)の破損の有無のチェック などです。
普段は、他の歯と同様に、丁寧に歯ブラシをしてきれいな状態にしてください。そして、年に数回通院して、インプラントとお口のクリーニングを受けてください。これを実践するかしないかで、インプラントが長持ちするか、残っている歯が健康なまま保てるかも、全く変わってきます。私たちが、全力でサポートします。これからも素敵な笑顔を私たちに見せてください。
よくいただくご質問
- インプラントの寿命は何年ぐらいですか?
- 基本的に、インプラントは長期にわたって使うことできます。10年経ってもインプラントを使っている人が95%と言われていますが、定期的なメンテナンスを受けるかどうかで、長持ちするかが変わります。万一、何らかの事情でインプラントを撤去することになった場合も、骨を増やしたりする処置を行なえば、インプラントをもう一度入れることが可能です。そうしたリスクも、定期メンテナンスで減らすことができますのでメンテナンスはしっかり受けてください。
- インプラントの安全性は?
- インプラント手術というと、骨を削って金属のスクリューを打ち込んで…と恐怖心をお持ちの患者さんが多くいらっしゃいます。インプラント手術自体は痛みの少ない治療で何の痛みも無く受けていただく事ができます。個人差はありますが、術後の痛みもほとんどなく、術後数日で落ち着いてきます。
入院の必要もないので翌日から通常の生活ができます。当院で使用しているインプラントは純チタンにアパタイトがコーティングされており、無害で発癌性もなく腐食しません。
また、生体との親和性が高く、アレルギー反応を生じさせません。予後10年でインプラント生存率95%以上という治療は、歯科だけではなく、医科の分野においてもそんなにある治療ではなく、歯科治療でこれだけ信頼性のある治療は他に見られません。
- インプラントを入れると、どのくらい噛めるようになりますか?
- 噛む力は天然の歯と同じぐらいにまで回復します。インプラントはあごの骨に支えられていますので、入れ歯のように食べかすが入ることも、ずれることもありません。快適に食事を楽しんでいただけます。
- 見た目は自然の歯と変わりませんか?
- インプラントは、自分の歯とほとんど変わらないほどきれいに仕上がります。
- 金属アレルギーなのですが。
- インプラントに使用される材料「チタン」は、非常に生体親和性が高い金属ですので、金属アレルギーの心配はないと言われています。
- 歯が全部ない場合もインプラントは可能ですか?
- 失われた歯の本数は基本的に問題ではありません。全く歯の無い方でも、部分的に歯のない方でもインプラントは可能です。
- インプラントの手術は痛くありませんか? ?
- 手術は十分な麻酔のもと行われるので術中に痛みを感じることは、ほとんどありません。
- 健康保険はきかないのでしょうか?
- 残念ながらインプラントに関しては、健康保険は全く効きませんが、インプラントは、税務署への簡単な確定申告でお金がもどってきます。
インプラントにかかった費用は医療控除の対象になります。
医療控除は医療費の負担を軽減するために設けられた制度で、場合によっては治療費の半分以上が還付されるケースもあります。
OAM(大口式)インプラント法について
骨をできるだけ削らない安心・安全なインプラント手術法です
当歯科では、入れ歯でお悩みの患者さん、ドリルで削るインプラント法に不安を感じている患者さんにも、安心してインプラント治療を受けていただけるよう、OAMインプラント法を導入しております。
OAM(大口式)インプラント法とは、医学博士・大口弘先生が考案、開発した、骨をドリルで削らないインプラント法です。
一般的なインプラント治療はドリルを使って骨に穴をあけますが、大口式インプラント法は、骨に針ほどの小さな穴をあけ、専用器具を用いて少しずつ穴を広げて、インプラントを埋入する手術法です。骨をほとんど削らないため、出血や痛み、術後の腫れも少なく、身体への負担も少なくて済みます。また、術中の不快な音や振動も少ないので、少しこわがりな患者さんでも安心して治療が受けられます。
OAM(大口式)インプラント法のメリット
・出血量が少ない
・ドリルをほとんど使わないため、ドリルの大きな音や振動で恐怖を感じることがない
・短時間での治療が可能
・骨を削る量を最小限に抑えられるため、骨とインプラントが結合しやすい
・高血圧や骨粗鬆症の方にも適応できる
・安全性が高く、身体への負担が少なく治療を受けられる
OAM(大口式)インプラント法に向いている方
・顎の骨の大きさや幅的な問題でインプラントをあきらめていた方
・ドリルの音や痛みが苦手で、インプラントをあきらめていた方
・加齢等の原因により骨粗鬆症を患われている方
口腔外科
親知らずを抜くときや、口の中にできものができたとき、顎(あご)の関節が痛いとき、口の中をけがしてしまったときには、口腔外科のある歯科医院へ行ってください。
どの歯科医院の先生も口や歯のプロフェッショナルですが、歯科治療の多くは、むし歯や歯周病を対象としています。口に関する外科的な処置を担当する診療科が、口腔外科です。
当院では、
- (横に生えた)親知らずなどの抜歯
- ぶつけて歯が折れたり抜けたりした時の処置
- 口の中をけがしたときの処置
- インプラント手術
- 顎関節症の治療
- 歯の移植
- あごや唇にできるのう胞の摘出
- 小帯切除術
- 口の中の粘膜のただれや、できものの治療
など、非常に多くの症状や病気を対象に治療を行なっております。特別な難症例の場合は、大学病院や地域の総合病院と提携しておりますので、ご紹介致します。
手術を伴う治療が多い分野ですので、セカンドオピニオンも受け付けています。どうぞお気軽にご相談ください。